さらさく

二次創作

Let’s write blog !

「近頃の地球人はブログというものを愛用しているであります!そこで、これを元に侵略をするであります」
いつものように突拍子のない侵略案を自信満々でケロロが言った。
「軍曹さん、今日も突拍子のない案でさすがですぅ」
馬鹿にしているのかそうでないのかわからない様子でタママがしゃべった。
そして、ケロロの言を疑うようにギロロがうなる。
「まったく……。どうせ貴様がやりたいだけだろうが!」
てへっとケロロが舌を出した。
「あや?バレてしまったでありますかー」
ピキリと青筋がギロロに浮かぶ。
そのピリピリした雰囲気をおさめようとドロロがたしなめる。
 
 「まあまあ、試しにってことでどうでござるか?」
その言葉にケロロが救いの光を見たかのごとく目輝かせた。
 「ってことでクルルお願い~」
今まで傍観していたクルルが了解してラボへと消えていった。

翌日、クルルは☆ブログのサーバー等々を用意してきた。
「隊長~。頼まれたもんは全部用意したぜぇ」
満足そうにケロロは頷くと高らかに宣言した。
「これより試験運用として小隊で1週間使ってみるであります!」

一週間が経ち…

「いやぁ~快適快適~。こうして見ると部下の性格がより客観的に見えるでありますな~」

・ケロロは毎日投稿&気になった記事にコメント
・タママは日によってムラがある投稿で、コメントや足跡をつけまくる(主にケロロに)
・ギロロはきっちり1日1投稿
・クルルは……見ているようではあるが足跡を全消ししている様子で
・ドロロはブログ投稿と足跡のみ

そんな風にケロロが分析をしていると。 「ほう……。で、貴様はソレを侵略に活用しようとしているのか……?」
「いやいや、知的好奇心を満たすためと遊ぶために使うのでありますよ~。って!?」
うっかり本音をポロッと出してしまい、ケロロはダラダラと冷や汗を流した……。


次いで響く銃声。
爆煙のなか、赤とぶっ飛ばされる緑が見えた……。
かくして、ブログ話は終わったのである。

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